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るるぱいって何だろうって疑問はなしの方向で。多分よめば判る^▽^ 忙しいのが終わったらちょうどギアスもあるので(どんな鬱展開であろうと)更新が元通りになりそうです^^ 将軍に捧げます!^^ キーワード「陸上部」「枢木くんの誕生日」「KY枢木」「マネージャー」「女体化」 神さまが千切ってばら撒いたような雲が転々と続いていく空の下、スザクはこめかみに流れる汗の筋をTシャツの袖を使ってふき取った。 息はかすかに早い。緩やかに上下する肩の奥で、紫の双眸が細められるのを、彼は見つけた。 「…どうしたの?」 部のマネージャーが、タオルをその細い指で握って棒立ちになっている。日差しの中で白く発光する真っ直ぐな脚が夏に似つかわしくない、とスザクには思われた。その漆黒の髪も。 「まだアップは終わってないんだけど」 「…ああ…、そうだな」 彼女にとっては珍しい歯切れの悪い口調でその面を俯かせ、白いタオルを握った腕がだらりと下ろされた。厚手のタオルがスザクの眼球に白い軌跡を描き、三本の線となって残像として残る。 「何か、元気ない?」そんなに暑いかな。 見るからに暑さには弱そうな彼女だ。細い線の割りに負けん気は強いが、生来の質を克服することは難しい。無理をせずに涼しい木陰で休んでいればいい、本でも読みながら。日差しの強さが気になるのだ、自分のためではなく。 「別に」 「顔色悪いよ?」 「問題ない。…お前は早く、続きをしろ」 「うん……あれ、」スザクは自分の首を指差した。 細い首に嵌められたネックレスは、先週まではなかったはずだ。黒とシルバーの配色のそれは、スザクがしているものとは少し違う種類のものだったが、その性質は同じだろう。 「買ったんだ?それ」 「…まぁな」 「僕も先週買ったんだ。あ、誕生日でさ」自分のご褒美で。 「でも、ルルーシュはそれしない方がいいんじゃないかな」 「…どうして」 「だって、君日焼け止めとかしないでしょう」 跡になったら勿体無いよ、とスザクは言ったが「お前に関係ないだろ」とルルーシュは踵を返す。 その背中を見つめながら、白いTシャツに透けるブラジャーの紐に彼は気付いた。 その柄は確か、水玉だ。 もう少し色気があるものをつければいいのに、と考えているスザクが、彼女の握り締めたタオルの中身を知るはずはない。 PR
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